今回、MBA160の修理のご紹介です。 走行中にメインメーターの中のバッテリーのマークが点灯してしまったとのことです。早速リフトアップ後点検していきます。が、パワーステアリングがないとこの小さい車両でもステアリングが重いです。点検の結果ドライブベルトが外れてました。そしてドライブベルトに張力を与えるテンショナープーリーが溶けてます。
通常であればテンショナーASSYで交換すれば良いのですが、この車は、エンジンとミッションをある高さまで切り離さないとテンショナーの交換ができないのです。切り離し自体は随所にメーカサイドの工夫があります。
エンジンとフレームに隙間を作り、取り外したパーツが今回メインのドライブベルト テンショナーASSYです。上が新品、下が取り外したテンショナーです。
本来ですと黒い所は丸いパーツなんですが変形していびつな形になってます。 このような状態ですのでベルトは外れてしまいますよね。 パーツ交換後はエンジンサブフレームとフレームをつなげていきます。 その他ドライブシャフトのブーツが切れてましたのであわせて交換作業致しました。 最後に当社にあります、BOSCH製KTSテスターにフォルトメモリー等は確認消去し 作業完了しました。